いつも笑顔で、職場のムードメーカーだと評される平田陽子。マーケティング分析システム開発のアクティブコア営業部門のトップセラーである。もっとも本人は「あくまでも私の属する営業チームとしての成績」と謙遜し、チームや会社の成長こそが、みんなの幸せにつながることを信条としている。 平田はサービス業一筋で14年やってきた。キャリアのスタートは高級中国料理レストランの接客。質の高いサービスに慣れた客層が中心...
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アクティブコア 営業部主任 平田陽子 サービス業一筋、「笑顔」で人を動かす
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ビズリーチ 取締役スタンバイ事業本部本部長 竹内 真 「テクノロジー×経営」で世界に出る
ビズリーチでCTOを務めていた竹内真は、現在、企業も求職者も無料で利用できるクラウド型採用サービスの「スタンバイ」事業を率いる。竹内は自らが手がけるこの事業を、「テクノロジーと経営のかけ算」の成果だと表現する。ウェブサービスの最新技術を盛り込み、とくに地方の企業や中小・ベンチャー企業向けに自由でオープンな採用市場の創出を狙った。「ヒューマンリソースの世界はまだまだ無駄だらけで、経済合理性の観点か...
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ソラコム 社長兼共同創業者 玉川 憲 成功するかどうかわからないからこそ楽しい
「成功するかどうかわからないからこそ楽しい」。アマゾンデータサービスジャパンのエバンジェリストとしてAWS(AmazonWebServices)を日本中に広めた人物、玉川憲の率直な気持ちだ。今は、ソラコムを創業して新しいIoTプラットフォームを創造しようとしている。 「学生時代から起業を夢見ていた」という。その第一歩が日本IBM基礎研究所だ。ウェアラブルコンピュータの研究開発プロジェクトに参画、...
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日本オラクル クラウド・テクノロジー事業統括 製造営業統括本部 第二営業部 坪田駆 主体的に動いて、レベルアップする
新卒で入社して5年、一貫して日本の基幹産業である自動車業界に向けたデータベース製品の企画営業に従事している坪田駆。まだ若手ではあるが、入社3年目で統括本部内の優秀案件表彰に輝き、以降も成績優秀者として評価されている営業部のエースだ。 彼を語る上で、「主体性」というワードは欠かせない。自身の性格をわがままだと語る一方で、「裏を返せば、主体性があるということ。そこが営業に生きている」という。入社一年...
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クーロン 代表取締役社長 佐藤由太 メディアを“知の錬磨”の場に
ウェブメディアに「炎上しないコメント欄」を提供するインターネットテクノロジーカンパニーのクーロン。自社開発の人工知能を搭載し、誹謗中傷や差別的な発言など、場にふさわしくないコメントをフィルタリングするシステムである「QuACS」は、すでに多くのメディアの支持を得ている。代表取締役社長の佐藤由太は、クーロン設立に先立ち、2011年3月末に、ガジェット専門デジタル媒体の「ガジェット速報」を立ち上げ、...
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インターネットイニシアティブ(IIJ) 産業プロフェッショナルサービス本部 プロジェクトマネージャー 菊池隆吾 日本の外にある世界が、自分の現実になった
何度道を聞いても目的地に着けず、店に入ればぼったくられ、バスに乗ったらカメラを盗まれる……。学生時代最後の思い出にと、東南アジアとインドを回った卒業旅行が、菊池隆吾の初の海外経験だった。先々でことごとくトラブルに遭い、最悪の海外デビューだったが、日本では絶対に味わうことのできない体験に、菊池はむしろ興奮していた。ガンジス川のほとりで自分の死期を待つ老人の姿を見ながら、...
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F5ネットワークスジャパン セールスエンジニアリング本部 本部長 ギド・フォスメア 武道といっしょに学んだ“精神”
F5ネットワークスジャパンのギド・フォスメアの健康法は、毎日、夕食後にベンチプレスやダンベルで軽い筋トレをすること。「摂取した炭水化物とのバランスをとるように心がける」ことがポイントだと話す。 オランダ出身のフォスメアが日本と縁をもったのは、高校生のとき。友人に地元の沖縄古武道の道場に連れていってもらったのかきっかけだった。以来、オランダの大学で日本語を学んだり、来日して、島根県出雲地方の古武術...
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富士通 統合商品戦略本部 クラウドイニシアティブセンター クラウドサービス推進部 大門恭子 富士通の切り札を世に問う
富士通は今年5月、クラウドサービスの切り札として、パブリッククラウドのIaaS/PaaS「K5」を発表した。大門恭子は、これからの同社事業の根幹をなす新商材の販売推進という大役を担う。「お客様のそばでシステムをつくってきたノウハウがあるからこそ、世に出すことができたサービス。そのよさをうまく伝えられるように心を砕いてきた」という言葉に、思い入れの強さがうかがえる。社内の多くの人間が議論に議論を重...
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プレインワークス 代表取締役 平野健児 キュレーションはつまらない
「社長は楽しいかって聞かれるけど、地味でつまらない」。プレインワークスで起業は2度目。起業が好きなのかと思いきや、社長でも会社員でも関係ないという。ただ、「人に何かを決められるのはストレスになる。最終決定は自分でしたい」。社長向きの性格であることは確かだ。 新卒で入社した会社では、インターネット広告の営業として、何度も表彰を受けるなどの活躍をしたが満足することなく、すぐに起業してしまう。「独立し...
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AJS ビジネスシステム事業部 ビジネスシステム1部 ケミカルグループ 児玉 彩 「子育てなんて夢のまた夢」とは言わせない
「これからの時代、男女ともに自立しなければ」と考える父親の影響を受けたのか、「子育てと仕事を両立させる」という児玉彩の“ささやかな夢”は、大学に進学する頃には、すでに「確固たる人生の目標」になっていた。 旭化成情報システム(現ITホールディングスグループのAJS)に就職してからは、持ち前の聡明さで、そつなく仕事を覚えた──。しかし、初めて任されたプロジェクトで児玉は大失敗...
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Sansan Sansan事業部 アカウント営業部 マネジャー 和田圭介 新たな「あたりまえ」を世に浸透させる
大の司馬遼太郎ファンだという和田圭介。好きな歴史上の人物をたずねると、「いろいろいる」と少し迷いつつも、「高杉晋作」の名を挙げてくれた。「幕末の志士たちが、日本をどうすべきかと憂慮するなか、とくに尖って考えていたのが高杉晋作だった」と、熱く魅力を語る。そんな和田は、「世の中に新しい“あたりまえ”をつくる」という野望を抱いている。 大手外資ERPベンダーに新卒で入社。うまく...
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データアーティスト 代表取締役社長 山本 覚 システム化して「ひらめき」に集中する
2013年に設立したベンチャー、データアーティストは、マーケティング関連のコンサルティングとソフトウェア開発をビジネスの柱に据えている。デジタル化によって、企業では社内外で取得するデータ量が増大している。一方、データの蓄積と分析コストは大幅に下がりつつあって、データにもとづいたマーケティングの活用が求められている。データアーティストはこのようなニーズに対応している。山本覚自身も、データサイエンテ...
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沖電気工業(OKI) 法人営業本部 営業第一部 営業第二課 萩尾朝昭 提案は、顧客と市場をよく知ってから
不摂生な生活というイメージがつきもののIT業界だが、実際にはさわやかなスポーツマンも少なくない。OKIで情報システムの企画・提案に携わる萩尾朝昭もその一人で、今も高校時代以来の長距離走を続けている。 長距離走の魅力を聞くと、萩尾は「タイムを縮めるためには、練習方法や食事などでさまざまな試行錯誤をしなければならないし、距離によっても走り方は変わってくる」と答える。「こうしたらもっと早く走れるのでは...
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アリババグループ AliCloud Global Alliance Director 宋子暨 強固な信念が阿里雲を成功に導く
アリババグループは、2015年3月の米国でのデータセンター開設を皮切りに、クラウドサービス「阿里雲(AliCloud)」のグローバル展開を開始した。中国では圧倒的な存在感を誇る阿里雲だが、海外での認知度はまだ乏しい。ビジネス成功のカギを握るのは、各国・地域の事情に精通するITベンダーとのパートナーシップ構築だ。宋子暨は、そのためのパートナープログラム「MarketplaceAlliancePro...
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イトナブ石巻 代表理事 古山隆幸 石巻で世界に挑戦するIT技術者を育てる
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。この地震によって巨大な津波が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害を与えた。石巻漁港のある宮城県石巻市は、市中心部の高台を除く、ほぼ全域が津波に襲われた。「東日本大震災で最大の被害を受けた石巻の若者に夢を与える」。古山隆幸はそう決断し、イトナブ石巻を立ち上げた。イトナブとは、「IT」「イノベーション」「営む」「学ぶ」を組み合わせ...
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サイバネットシステム システムCAE事業部 技術部CETOL技術グループ グループマネージャー 萩原あづみ 科学と情熱が合わさったところに本質がある
中学生のときに人馬(車)一体となってサーキットを駆け抜ける自動車レースのF1に魅了され、自動車業界に足を踏み入れる。自動車部品メーカーの生産技術者を経て、今は富士ソフトグループで公差管理ツール「CETOL6σ(シーイートールシックスシグマ)」を開発するサイバネットシステムで公差管理の専門家としてキャリアを伸ばしている。 「公差」とは、設計するうえで許容される寸法の差異のことで、公差の...
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ispace Creative Director 米澤香子 信頼関係が、プロジェクト成功の必要条件
民間による月面探査プロジェクト「HAKUTO(ハクト)」に取り組むispaceに出向し、広報や宣伝、イベント企画など、社内外のコミュニケーションにかかわる業務を一身に受けもっている。 プロモーションにおいては、「いかに見(魅)せるか」という表面の部分を意識するイメージがあるが、米澤は「ものの本質を見抜き、人に伝えること」が何よりも重要だと考える。「ものをつくった人がどういう思いを込めてそれをつく...
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パナソニック AVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 モバイル開発部 ソリューション開発課 主任技師 齊藤俊介 ゴールは見えないほうがいい
「遠隔操作でPCを物理的に壊すことができる」。映画の世界みたいだ。齊藤俊介は、パナソニックのノートPC「レッツノート」のセキュリティ機能を自信満々、かつ楽しそうに語る。遠隔操作でデータを消去するだけでは不安というユーザーの要望に応えた。物理的に壊すので、たとえ盗まれても、使うためには修理しなければいけない。修理に出したら、盗難PCだとバレてしまう。 高度なセキュリティ機能を実現できるのは、BIO...
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Will Smart 代表取締役/CEO 和田幸平 根っからの企画屋、経営者へと脱皮する
「最初は生命保険会社で営業企画、その後はゲーム会社でコンテンツ制作を……」。デジタルサイネージのベンチャー・WillSmartの和田幸平に経歴をたずねると、現在の仕事から想像できないキャリアが次々飛び出した。 しかし、「企画」が生業という部分は一貫している。「役に立つものや、人を楽しませるアイデアを考えるのが昔から好きかもしれない」と振り返る。保険会社時代は、顧客企業...
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マネーツリー 営業部長 マーク・マクダッド ある日曜日、餃子屋で
マネーツリーの資産管理アプリ「Moneytree」は、2013年にiPhone、14年にはiPad部門で、米アップル「AppStore」ベストアプリの栄冠に輝いた。いまやコンシューマ向けアプリベンダーの枠を越え、国内のフィンテック市場を牽引する存在になった。 「日本の人材を生かしたグローバルカンパニーになりたい」。創業者の一人であるマーク・マクダットは、そう力を込める。半ば必然のように日本にたど...
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